震災から5年が経過しました。
このたび、震災直後の2011年7月に景観研究室が取り組んだ大槌ヤタイ広場のプロジェクトについて、GOOD DESIGN Marunouchiにて展示が行われています。(4/10まで)
https://www.g-mark.org/gdm/exhibition.html
当時は、大槌町の市街地も瓦礫が散乱し、体育館等での避難所生活が長期化する中で多くの方々が苦しい想いをしていました。そんな中で地元の方々の「みんなで語り合える場所をつくりたい」という思いから、様々な方々の協力を得て、屋台と机、椅子を製作し、以前からお祭りなどで中心であった神社の前で場所をつくりました。
あれから4年8ヶ月経過しますが、当時夜は真っ暗になる場所にあかりが灯ったときの感動は忘れられません。あの経験が居場所が存在することの必要性、および、風景や場所と人との関係性の構築について考え直すきっかけとなりました。「ここからなんとか復興に向けてがんばんねばな」とぽろっとこぼしたおじさんの言葉が忘れられません。
まだまだ復興は道半ばですが、多くの方にご来場いただければと思っています。
seiya takayanagi
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